タイ・バンコク移住を夢いっぱいに調べてみると
タイが好きである。
タイでもバンコクが特に。
そんな40オヤジの旅人テツは年に数回のペースでタイ、特にバンコクを訪れています。
「年に数回なんてまだまだタイ好きとしては甘いよ」
という意見もありましょうが、好きとか嫌いとかの思い入れはあくまでも個人の主観の問題なので旅人テツとしてはこれで良いと思っています。
何度も現地を訪れているうちにタイに住んでみたくなり始めて、ときどきタイへの移住を夢想して楽しんでみたりする事が多くなってきました。
でも、タイ移住ってどうやるんだろう?
必要な手続きは?
住む所は?
タイで暮らすにはお金はどのくらい必要?
と疑問が次々に湧き出てきます。
あるサイトに書いてありましたが、タイ長期滞在に向いている人とは
- 最低限、旅行に困らない程度の英語ができる
- パソコンが使える
- 健康にそれほど問題がない
- 海外滞在か個人手配旅行の経験がある
- ある程度の資金がある
という人だそうです。
ここで自分の疑問に答えるためにも、タイ移住に必要なアレコレをまとめていきたいと思います。
タイ移住に必要な手続き
日本からタイに観光で入国する際にはビザは必要ありません。
日本から飛行機でタイに入国した場合最大30日間タイに滞在する事ができます。
それより長く滞在するとなるとノンイミグラントビザ(非永住ビザ)というものが必要になってきます。
ノンイミグラントビザはその滞在目的によって細かく滞在可能期間や取得条件が決まっているのです。
その中で年金受給者用ビザとロングステイビザというのが最大滞在日数が1年と長期で良さそうですが、年金受給者用ビザは年金受給者でないと取得できず、ロングステイビザの方は満50歳以上でないと取得できない、という縛りがあり40代の私の場合は難しそうです。
さらに年金受給者用ビザの取得条件として80万バーツ(約270万円)以上をタイ国内の銀行に預金する、もしくは毎月の収入が6万5千バーツ(約22万円)以上ある、といった事が必要になります。
この辺りが人によっては難しそうです。
取得に際しても、様々な書類を揃えて東京のタイ王国大使館か大阪のタイ王国総領事館へ出向く必要があり、かなり大変そうでした。
タイランドエリートカードという方法
調べているうちにタイランドエリートという制度を見つけました。
タイランドエリートはタイ政府観光庁が運営する特権付きのメンバーズクラブの名称だそうです。
空港での出入国時の特権待遇(専用レーンで待たずに出入国手続きができる)や無料リムジン送迎サービス、バンコク銀行の口座開設など様々な特典の中のひとつに
5年~20年のマルチプルビザがもらえるという特典がありました。
マルチプルビザとは、タイに入出国する度に最大1年間滞在できるビザという事でした。
とても良さそう、というかとても欲しいのですが、お値段もなかなかのものでした。
有効期限10年の1人用で100万バーツ(約340万円)という金額です。
もう少し安い有効期限5年の1人用のものでも50万バーツ(約170万円)します。
そのお金さえ用意できれば5年間何度でも出入国できてその都度最大1年タイに滞在できるのはとても魅力的です。
日本国内でもタイランドエリート入会を仲介している業者がいくつもあるようです。
タイ・バンコクでの住居探しはどこで?家賃は?
タイ・バンコクで長期滞在する事が決まったとして、最初に問題になるのはどこに住むか?という事だと思います。
賃貸アパート、サービスアパートメントなどいくつも選択肢はあるのですが、やはり現地に出向いて物件の下見が必要になってきます。
まとめてみると
- 住むのは賃貸アパートかサービスアパートメントかそれ以外の形態か?
- 現地に出向いてから探すのか日本である程度決めてから現地に行くのか?
- 予算はいくらまでなら大丈夫か?
- どのエリアに住むか?
と思いつくだけでもザッとこのくらいの疑問が沸いてきます。
バンコクと日本の賃貸の違い
バンコクと日本の賃貸物件や賃貸契約では
- デポジットという敷金はあるが礼金がない
- 物件探しは不動産仲介業者ではなく大家さんとの直接交渉になる
- 家具家電付きが普通
- ある程度以上のグレードの物件ではジム、プールなど共有施設が充実している
とザックリとこのくらい違いがあります。
タイに居住する場合に多くの人は賃貸物件を選択すると思いますが、現地に行ってから不動産会社を探し始め何件もアパートを下見してまわるのは不安だと思うのです。
タイ、特にバンコク市内では日本人が日本人向けに物件を仲介している不動産仲介業者が何件もあるのでそれを活用するのもひとつの手ではあります。
バンコクの日本人向け不動産仲介業者リンク
ただこれらの日本人向け不動産会社は、日本企業の現地駐在員向けに物件の仲介をしている事も多く月額15000バーツ(約50000円)以下の物件は紹介していない場合も多いです。
家賃を安く済ませたいという人には向かない場合もあります。
バンコク賃貸物件の家賃相場は
バンコクのローカルな不動産屋さんで探せばより手ごろな家賃の物件があるようです。
調べてみるとバンコクの賃貸物件はエリアにもよりますが、10000バーツ(約34000円)で35㎡くらいの部屋が借りられるようです。
日本と違い家具家電付きが普通なので、ベッド、冷蔵庫、電子レンジ、エアコンは標準装備のようです。
これなら最小限の荷物で引っ越せそうですね。
タイでの長期滞在に必要なお金は
タイで長期滞在するのにかかる費用は、タイ移住を考える上で特に大事な部分です。
タイ長期滞在予算=タイに居られる期間、になるからです。
タイのどこに住むか、どのくらいの期間か、どんなライフスタイルか、によってもかかる費用は大きく違ってきそうです。
自分のタイでの経験と、実際にタイで長期滞在している人の情報などを総合してシミュレーションしてみました。
ケース1 バンコク中心部のアパートでコンサル業をしながら滞在
- 家賃 55000円
- 食費 40000円
- 娯楽 30000円
- 通信 3000円
これはバンコク中心部の月契約アパートに滞在している人の例です。
バンコク在住で自営でコンサルタント業をされているという事で現地でも一定の収入があるケースです。
食事をほぼ近くのローカル食堂でとられているようで、夕食に時々日本食レストランを使われています。
夜の歓楽街にあまり繰り出さない派のようで、そのかわりに週末など小旅行に行かれるようです。
バンコク中心部に住むとなるとエロへの誘惑をいかにコントロールするか、がかなり重要になってきます。
参考になりました。
ケース2 定年後に夫婦で年に一月バンコクに滞在
- ホテル代 80000円
- 外食費 18000円
- 自炊費 20000円
- 娯楽費 不明
日本での仕事を定年退職された後にご夫婦で年に一月ほどバンコクに滞在されているケースです。
日本でも特に寒い地方にお住まいという事で、毎年厳冬期の一ヶ月をバンコクで過ごされています。
観光は過去にさんざんしているのでもうしていないそうで、娯楽費についても詳しくは書かれていませんでした。
ご夫婦で滞在という事で自炊と外食の両方を使われるようです。
ご夫婦での滞在という事もありご主人も夜の街に繰り出すような事はないのでしょうか?
ケース3 若い方の単身ロングステイ
- 家賃 35000円
- 光熱費 7000円
- 通信費 3500円
- 食費 35000円
- 娯楽費 15000円
- 移動費 7000円
- 雑費 10000円
若い方のロングステイのようで比較的安めのアパートを借りて滞在されているようです。
アパートでの滞在なので水道光熱費と通信費がかかっています。
食事は全部ローカルな食堂など外食で済まされているようです。
シャツや洗剤など日常で必要なものが雑費としてかかっています。
この方はバンコク中心部に滞在されていますが、やはりナイトライフはかなりセーブされているようです。




最新記事 by 旅人テツ (全て見る)
- ノックエア広島バンコク便予約サイトは英語だが問題なし - 2020年1月21日
- 広島バンコク直行便できました - 2020年1月19日
- 2020年を迎えてのバンコクへの思い - 2020年1月17日